ビオトープとは【語源と意味をわかりやすく解説】

ビオトープとは【語源と意味をわかりやすく解説】

2020年3月13日
土木工学の解説

ビオトープってよく聞くけど一体なんのこと?

とたん
とたん

ビオトープとは、生物にとって住みやすい環境のことを言います。
ビオトープの語源と日本で普及した経緯について見ていきましょう。

この記事のポイント

  • ビオトープの語源がわかる
  • ビオトープの日本での歴史がわかる
  • ビオトープに必要なものがわかる

ビオトープとは

ビオトープの語源と日本での普及

ビオトープはドイツ生まれの概念で、bio(生物の、生命の)+topos(場所)が語源となっています。

日本の高度経済成長で都市化が進み、その時に行われた大規模な宅地造成、河川のコンクリート貼り、湿地や池の埋立てなどの土木工事によって、山や林、田んぼなどの植物が失われていき、生物が急速にいなくなっていきました。生物がいなくなるとそれをエサにする動物もいなくなり、豊かな自然環境が失われていきました。

日本ではその時の反省から、都市開発に伴う自然環境の保護をするために1990年ごろから意識され始め、『環境基本法』や『自然再生法』といった法律が制定されました。自然環境を保護しながら都市開発することは人間だけでなく、生物や地球温暖化対策にとっても重要なことです。

とたん。
とたん。

大規模な土木工事で豊かな自然環境が失われた反省から、多くの法律が制定されました。人間と生物・植物が共存しなければ地球環境を維持することはできません。

ビオトープの意義

ビオトープは初めに作った時を除けば人の手を入れずに、日光や水の流れ、食物連鎖など自然のシステムを使って作ることが原則です。ビオトープの中で生き物が住めるだけでなく、ビオトープの中に住んでいる生物が自然に成長していく環境でないといけません。つまり、ビオトープは作りっぱなしではなく、定期的にメンテナンスをしていく必要があります。

とたん。
とたん。

生き物にとっても、人間にとっても、最適な環境が求められます。
WinーWinの関係でないといけません。

簡単なビオトープの作り方

とたん。
とたん。

自宅でもできるビオトープ作りを紹介します。

ビオトープ作りに必要なもの

ビオトープに必要なものは、土・水・植物・日光・生き物です。

とたん。
とたん。

それぞれの役割を紹介します。

ビオトープには土が必要です。この土に微生物が繁殖して、生き物のフンなどを分解してくれます。
また、植物が根を張ったり、植物に必要な栄養分を供給するために必要です。

ビオトープと言えば、メダカを思い浮かべるのではないでしょうか?
水辺に住む生物が生きていくためには水が必要です。この水はカルキを抜いた水が必要です。

植物

植物は水中の栄養分を吸収したり、光合成を行って水中に酸素を供給したり、メダカなどの生物が卵を産みつけたり、たくさんの役割があります。

日光

日光は植物の光合成を助けたり、冬の間は水温をあげたりするのに必要です。真夏になると水温が上がり過ぎてしまうので注意が必要です。また、適度な日光はコケや藻の発生を促し生き物のエサになります。

生き物

ビオトープにはいろんな種類の生き物が住みます。自宅でビオトープを作るときに、メダカなどの生き物を飼うときはしっかりと下調べをして買いましょう。

とたん。
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しっかりと調べてから責任を持って買いましょう。
生き物にとって最適な環境を用意するのがビオトープです。

自宅で簡単にできるビオトープ

毎日、忙しくて手入れする暇がないと言う方にも自宅で簡単にビオトープを作ることができるセットがあります。

メダカ

とたん。
とたん。

このセットはガラス容器と土、水草がセットになっています。
簡単に育てられ、インテリアとしてもおしゃれですのでおすすめです。

水草を育てた後は、生き物を買いましょう。環境の変化や水質の変化に強いメダカがおすすめです。

とたん。
とたん。

生き物を買うときは責任を持って飼いましょう

ビオトープのまとめ

ビオトープは生き物や植物が自然のシステムを使って自然に成長・繁殖していく環境です。ビオトープはできるだけ人の手を加えず、日光や光合成、水の循環など自然のエネルギーを使って、快適な環境が保たれることが理想ですが、快適な環境が損なわれないように最低限のメンテナンスも必要です。ご自宅でも、簡単にビオトープを作ることができます。ビオトープには心を安らげる効果もあるので、チャレンジしてみてはいかがでしょうか?

とたん。
とたん。

私の家でも、熱帯魚を飼育しています。
これも一種のビオトープです。

また、ビオトープについては、土木系の学科で学ぶこともできます。

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以上、高専卒の土木ブロガー とたん(@act_ik)でした。