エネルギー管理士は意味ない?─会社に「取れ」と言われて分かった、評価や出世とは別の3つのメリット

エネルギー管理士は意味ない?─会社に「取れ」と言われて分かった、評価や出世とは別の3つのメリット

2026年2月6日

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『エネルギー管理士は意味ない。』
正直、そう思われがちな資格です。

評価が上がるわけでもない。
出世に直結するわけでもない。
転職市場で無双できる資格でもない。

実際、僕自身も
会社に言われたから仕方なく取った資格」でした。

それでも今は、取ってよかった資格の一つだと思っています。

理由はシンプルです。
評価や出世ではなく、会社との距離感が変わったから。

この記事では、
エネルギー管理士を「意味のある資格」に変えた実体験を、
戦略という視点で整理します。

ちなみに僕は、令和7年にエネルギー管理士に合格しました。

※一度は不合格でしたが、戦略を変えて取得しました

やる気ゼロだった僕がエネルギー管理士を取るまで

「エネルギー管理士は意味ない」という噂は本当か?

正直に言うと、最初からこの資格を取りたいと思っていたわけではありません。

むしろ、「できればやりたくない」と思っていました。

会社員として働く中で、資格取得は避けて通れないものです。でも当時の僕にとってエネルギー管理士は、「意味がよく分からないし、面倒な資格」という認識でした。

会社に言われて仕方なく受験した

エネルギー管理士は、
自分から「取りたい」と思って受験した資格ではありません。

会社から、

「必要だから取ってほしい。高専卒の君だったら合格できるだろう。」

と言われたのがきっかけです。

正直、やる気はほぼゼロ。
勉強にも身が入りませんでした。

一度落ちて「やっぱり意味ない」と思った

一度目の試験は、不合格。

その時に思ったのが、

「やっぱり意味ない資格なんじゃないか」

という感覚です。

時間も労力もかかる。
それなのに、評価や待遇は特に変わらない。

ここで諦める人が多いのも、
正直よく分かります。

エネルギー管理士を「戦略」に変えた瞬間

そんな僕の中で、あるタイミングから考え方が変わります。

きっかけはシンプルで、「会社の仕組み」を理解したことでした。

会社は“感情”ではなく“ルール”で動いていると気づいた

エネルギー管理士について調べる中で、一つの事実に気づきました。

会社は、感情ではなくルールで動いている。

  • 頑張り
  • やる気
  • 忠誠心

こうしたものは評価に影響しますが、最終判断を左右するのは制度や法令です。

エネルギー管理士が「人事に効く資格」だった理由

エネルギー管理士は、省エネ法に基づき 指定工場に専任配置が求められる資格です。

つまり、

  • 誰でもいい仕事ではない
  • 有資格者が「いなければならない」

という立場になります。

評価が上がるわけではありません。でも、

簡単に動かせない人

になる。

ここで初めて、エネルギー管理士は
勉強の対象から、戦略の道具に変わりました。

エネルギー管理士を取ったことで起きた変化

エネルギー管理士は、持っているだけで評価される資格」ではありません。

“どう使うか”で価値が決まる資格です。

僕の場合は、「会社の中でポジションを取るための武器」として使いました。

会社の中で「立ち位置」が変わった

資格を取ったことで、
会社の中での扱われ方が少し変わりました。

  • 成果で比べられにくくなった
  • 「その分野の人」として扱われるようになった

派手な変化ではありません。
でも、比較の土俵から外れた感覚がありました。

公害防止管理者の取得につながった

エネルギー管理士を持っていたことで、公害防止管理者等資格認定講習を受講できました。

結果として、公害防止管理者(大気4種)も取得。

専門が点ではなく、線としてつながり始めたのは大きな変化でした。

転勤・働き方に対する主導権を持てた

一番大きかったのは、ここです。

  • 転勤の話
  • 配置換えの話

が出たときに、

「エネルギー管理者に指定されているのでね」

という一言で、
話がそれ以上進まなくなる場面がありました。

評価が高いから残るのではない。
制度上、必要だから残る。

この違いは、想像以上に大きい。

エネルギー管理士を「取っただけ」で終わらせないために

ここで強調しておきたいのは、

エネルギー管理士は
取っただけでは意味がない

という点です。

  • 出世競争の武器にはならない
  • 年収アップの近道でもない

でも、

戦わずに働くための盾
にはなります。

使い方を間違えなければ。

合格そのものは、正直そこまで難しくない

理系若手・高専卒なら「最短」で攻略できるこれだけの理由

僕の場合、最初からエネルギー管理研修で取得したわけではありません。

まずは国家試験を受験しましたが、2回受けて、どちらも不合格。

科目合格すらできませんでした。

この時点で、「自分は勉強が足りないのでは」と考えることもできましたが、一度立ち止まって、別の選択肢を調べました。

そこで知ったのが、エネルギー管理研修です。

35時間ほどの動画講義と単元テストを受け、すべて修了すると修了試験を受験できる仕組みでした。

講習費用は約7万円。

会社に相談したところ、業務上必要な資格ということで、会社負担で受講させてもらいました。

結果として、修了試験に合格し、エネルギー管理士を取得しています。

今振り返ると、これは「楽なルートを選んだ」のではなく、自分に合わない戦い方を切り替えただけでした。

基礎知識がなくても通った理由

国家試験に2回落ちたことで、「自分は向いていないのでは」と思いました。

でも実際には、求められていたのは“理解力”よりも、どのルートを選ぶかという判断でした。

実際にやったことは「努力」ではなく切り替え

やったことはシンプルです。

  • 国家試験に固執しない
  • 研修ルートという別の制度を使う
  • 会社と利害を合わせる

勉強時間を増やすより、戦い方を変えました。

重要なのは「やる気」ではなく「戦略」

やる気があったから合格したわけではありません。

  • 合わない方法を続けない
  • 使える制度を調べる
  • 自分一人で抱え込まない

これは資格取得だけでなく、

会社員として生きる上でもかなり重要な考え方だと思っています。

これからエネルギー管理士を取る人へ

これからエネルギー管理士を取ろうとしている人の中には、

  • 会社に言われて仕方なく受ける人  
  • 意味があるのか半信半疑な人  
  • 国家試験と研修ルートで迷っている人  

も多いと思います。

ここで大事なのは、

「どの勉強法が一番いいか」よりも、

自分の立場と目的に合った取り方を選ぶことです。

エネルギー管理士は、

取り方によって“しんどさ”も“使いどころ”も変わります。

国家試験ルートで取得する人へ

国家試験ルートは、自分で勉強ペースを作れる人や、時間をかけて理解したい人に向いています。

実際にどんな勉強をしたか、どこでつまずいたかは、別の記事で整理しています。

>>エネルギー管理士は独学で合格できる?独学に失敗しない現実的な勉強方法とは?

研修ルートで取得する人へ

研修ルートは、会社主導で進むケースが多く、実務と資格を結びつけやすいのが特徴です。

僕自身が研修ルートを選んだ理由や、受講内容の実態については、こちらにまとめています。

>>【仕事と両立でも合格!】エネルギー管理士研修の全貌と資格取得のための完全ガイド

まとめ:エネルギー管理士を取得する本当のメリット

まとめ:エネルギー管理士は意味のある資格。ただし「使い方」で価値が決まる

エネルギー管理士は、評価や出世に直結する資格ではありません。

だから「意味ない」と言われるのも、ある意味では正しいと思います。

ただしそれは、資格を“成果を競うための道具”として見た場合の話です。

会社の中でどう生きるか、
人事や配置とどう距離を取るか、

そういう文脈で見ると、エネルギー管理士はまったく違う意味を持ち始めます。

エネルギー管理士は意味のある資格。ただし「使い方」で価値が決まる

  • 評価や出世には、ほぼ効かない
  • でも 会社との距離感は確実に変わる
  • 戦わずに働くための「盾」になる資格

エネルギー管理士は、派手な資格ではありません。

だからこそ、使いどころを間違えなければ、静かに効いてきます。

この考え方の全体像

エネルギー管理士の話は資格の話ですが、
背景には「戦わない働き方の設計」という考え方があります。

評価や出世ではなく、人事や配置とどう距離を取るかという視点で整理した全体像は、こちらにまとめています。

>>専門をずらすと、競争が消える:戦わずに長く働くための設計思想