高専のテストが難しくて点数が取れません。
留年したくないんですけど、何かいい方法はありませんか?
高専で留年はしたくないですよね。
高専で留年を回避するためには、まず過去問を集めることから始めましょう。
(ちなみに、過去問がない場合の勉強方法も解説します。)
明石高専で前期4科目赤点を取った後に、留年を回避した僕が『留年しないための勉強法』を解説します。
この記事を読み終えると以下のことがわかると思います。
- 高専で留年するとどうなるのか?
- テスト勉強に『過去問』が有効な理由
- 過去問を使った留年しない勉強方法
- 過去問がない科目の勉強方法
高専で留年を回避するにはまず過去問を集めよう
留年を回避する勉強方法の前に、留年の条件と過去問が有効である理由を解説します。
ここが理解できていないと過去問を使った勉強方法がわかりにくいと思います。
高専で留年するとどうなるのか?
もう1年同じ学年を繰り返します。
なんだそれだけか。と思った方。甘いですね。
- 同級生がいなくなる
- 年下と同じクラスになる
- 実習とかで気を使われて気まずい
基本的には友達が0になるので、授業も実習も学校行事の参加も気まずくなりますよ。
学校に行きずらい⇨授業にいけない⇨出席日数足りない⇨留年
こんな未来(留年ループ)は絶対に避けましょう。
留年の条件について詳しく考えよう
僕の母校、明石高専では次のように書いてあります。
(課程修了・卒業の要件)
http://www.akashi.ac.jp/o7en060000000ezj-att/20kisoku05.pdf
第11条 当該学年における課程修了の要件は、第1学年から第4学年までの各学年については次の(1)
から(3)を、第5学年については(1)から(5)のすべてを満たすこととする。
(1) 欠席時数が各科目及び特別活動について定める時数未満であること。
(2) 当該学年の標準修得科目のすべてについて、50点未満の科目がないこと。
(3) 当該学年までの標準修得単位数の合計から9単位を減じた単位数以上を、標準修得科目で修得し
ていること。
(4) 卒業研究が60点以上であること。
(5) 入学以後の自由選択科目を除く修得単位数が、一般科目75単位以上、専門科目82単位以上を
含め合計で167単位以上であること。
2 卒業の要件は、第5学年の課程修了の要件を満たすこととする。
まとめると留年の条件は大体、以下の3つです。
- 出席日数が足りない
- 年間の成績で50点未満の教科が1つ
- 50点以上の欠点が1〜4教科以内
つまり、1〜3個の赤点だったら進級ができる可能性はあります。(仮進級ですね。)
(もちろん進級した後、ちゃんと追試を受けないといけませんが。)
上の3つの条件のうち、1個目は気合いで避けれそうですよね。
授業には出席をして、ノートを真面目にとりましょう。
高専の定期テスト対策に過去問が有効な理由
こちらにまとめました。
- 学校の先生たちも本気で留年させようとは思っていない
- 毎年、同程度のレベルの問題にしないといけない
詳しく解説します。
学校の先生も本気で留年させる気はない
学校の先生側に、生徒を留年させるメリットは0です。
むしろ、めんどくさい手続きがいっぱいなので学生を留年させることは避けたいと思っているはずです。
だからと言って、テストを簡単にすると勉強しない生徒は多くなりますよね。
なので、しっかりと勉強してもらうためのテストを作らなければなりません。
毎年、同じくらいのレベルのテストにしないといけない
学年の間で不公平が生まれるからですよね。
不公平=学年のレベルの差
『授業をしたことを理解している』ことを確認するためのテストなので、毎年、同程度のレベルのテストを作らないといけませんよね。
つまり、定期テストの問題は似てくる
上の2つの理由を考慮すると、こうなります。
本気で留年させるくらいのテストを作るメリットはないけど、授業でやったことはしっかりと覚えておいてほしい。でも、毎年、同じくらいのレベルにしないといけない
この条件を満たすテストの作り方は『過去のテスト問題をちょっとアレンジして作る』ですよね。
過去問の数字や選択肢、言葉を少し変えたりすることで同じくらいのレベルのテスト問題を作ることになりますね。
このような理由で『過去問が定期テスト対策に有効である』といえます。
高専で留年を回避するための勉強方法
今まで読んできた通り、『過去問』でテスト対策することが1番効率がいいです。
では、次の項目について詳しくみていきましょう。
- たくさんの過去問を集める方法
- 過去問をどう使ってテスト対策するのか?
- 過去問がない場合のテスト対策は?
高専で過去問を集めるにはどうすればいいのか?
自分の持っている過去問をGoogle Driveにアップロードして、リンクを友達に送りましょう。
高専において、『過去問持っている人=点数が取れる人』という方程式が成り立ちます。
なので、点数を取るためには過去問は貴重です。だから、みんな隠し持っている。
でも、その過去問をクラスメイト全員が見れたらどうでしょうか?
みんなが見れるようになったら貴重ではなくなります。
そしたら、隠し持つ必要がなくなりますね。
僕はこの方法で過去問を集めました
僕が明石高専にいた頃は、過去問をクラスメイトがそれぞれ持っている状態でした。
あるひとは1年前、あるひとは3年前と5年前の、・・・などなど。
僕は自分の持っている過去問をスキャンしてGoogle Driveで1人の友達に送りました。
その友達から別の過去問をもらってスキャンしてアップロード。
そうしたら別の友達もリンクがほしいと言ってきたので過去問と引き換えにリンクを共有・・・。
その人が持っている過去問と引き換えにリンクを共有⇨過去問が集まる⇨過去問がほしい人が過去問をくれる⇨無限ループ
結局は、人がやりたくない『スキャン』『フォルダ分け』『リンクの共有』という3つのことをしただけで過去問が集まるんですよね。
紙の過去問を持ち歩くよりも、スマホで見る方が荷物も減りますからね。
詳しくはこちらの記事でまとめています。
>>高専の勉強についていけないなら【過去問を使おう】
過去問を集めるためには自分の過去問を共有しよう
過去問を集めるためには自分の過去問を共有しましょう。
まさに『GIVE & TAKE』
先にGIVEをしないとTAKEは受け取れません。
高専で留年しないための過去問を使った具体的な勉強方法
複数年度の過去問を使って、どんな問題が出ているのか、数を数えてみましょう。
上で読んだ通り、先生たちの多くは過去問をアレンジしているはずです。
ラッキーな先生だったら、2〜3パターンを使い回しているかもしれません。
僕の経験では、『専門科目』の先生ほど、使い回し傾向が強いです。
過去問を使った具体的な勉強方法
以下の3ステップで勉強しましょう。
- 複数年度の過去問を集める
- 複数年度の問題を見て、似ている問題を集める
- 似た問題の中で変わっているポイントを見つける
詳しく見ていきましょう。
複数年度の過去問を集める
上で読んだ通り。
複数年度の過去問を集めれば集めるほど、パターンが見えやすくなります。
似ている問題を集める
複数年度の過去問を見ながら、似ている問題を集めましょう。
似た問題を集めて数を数えることで出題されやすい問題を見つけることができますよね。
似た問題の中で変わっているポイントを見つける
数字や選択肢・合っているor間違っているなど変わっているポイントを見つけましょう。
過去問から『どういう問題が出ているのか?』と『その問題の解き方』のパターンを見つけましょう
例年、同じようなテスト範囲になるはず。
つまり、同じような問題しか出せないはずです。
問題と解き方のパターンさえ覚えれば、テスト対策がラクになります。
過去問がない・回収されてしまう教科のテスト対策は?
過去問がなければ、このやり方は通用しませんね。
先生に正直に留年したくないことを伝えて、おすすめの問題集がないか聞いてみましょう。
先生も0から問題を作るのはシンドイはず。
すでにある問題をアレンジして作っているはずなので、おすすめの参考書・問題集を聞くことがヒントになると思います。
高専で留年しないためにすることのまとめ
この記事のまとめです。
- 高専で留年したくなければ複数年分の過去問を集めよう
- 集まった過去問の問題から出題傾向を探ろう
- 出題傾向が見つかれば、問題の特徴と解き方を覚えよう
高専で留年しないために今日から行動しよう
授業に真面目に出て、この3つをやれば留年は避けられるはずです。
過去問がない・回収される場合は先生におすすめの問題集を聞きましょう。その先生もその問題集をアレンジして問題を作っているはずです。
高専で留年しないために今日からできることです。
- まずは過去問を集めましょう
- 集めた過去問をpdf化して友達に共有しましょう
- 過去問がある程度集まったら、出題傾向を分析しましょう
テスト前になる前にここまではやっておきましょう。
シンドイですが、留年するよりましなはずです。
留年したくなければ今すぐ行動しましょう。
ちなみに、勉強できなくてツラい。高専やめたい・・・。って思っている方のために『高専をやめたいと思っているあなたへ【高専をやめる前に読む記事】』を書きました。高専を辞める前に読んでください。