「高専は留年しやすい」と聞いて、不安になる人は多いと思います。
実際、僕も1年生のときに物理と数学Bで赤点を取り、仮進級ラインまで追い込まれました。
でも、その後に“高専特有の勉強のやり方”を知ってから状況は大きく変わりました。
この記事では、
・高専の留年の仕組み
・実際に赤点を取った体験
・そこからどう立て直したか
を正直に書きます。
目次
高専は本当に留年しやすいのか?

文部科学省のデータを見ると、高専は大学などと比べて修業年限内修了率がやや低めに推移しています。
(※最新データではありませんが、傾向としては今も大きくは変わらない印象です。)
つまり、一定数の学生が留年・中退しているのは事実です。
なぜか。
理由はシンプルで、
- 専門科目が1年生から始まる
- テスト重視の科目が多い
- 進級条件が意外とシビア
という構造だからです。
僕が高専1年生で留年しかけた話

僕は1年生のとき、物理と数学Bで☆評価を取りました。
高専では、
- 50〜59点 → ☆(条件付き進級)
- 50点未満 → ★(留年確定)
という評価でした。しかも成績は親に郵送されます。正直、かなり焦りました。
赤点を取ったらすぐ留年するの?
結論から言うと、赤点=即留年、とは限りません。
僕の学校では、
- 評価点が50〜59点 → ☆(条件付き進級)
- 評価点が50点未満 → ★(留年確定)
という区分がありました。
ほとんどの科目では、評価点はテストの点数や出席態度、課題の提出状況などで決まります。
☆評価の場合は、
- ⭐︎評価の科目数
- 補習や再試の結果
などを踏まえて、仮進級できる可能性がありました。
実際、僕も1年生の前期は☆評価でしたが、後期に巻き返し、なんとか進級できました。
ただし、★評価(50点未満)になるとほぼ確定で留年でした。
つまり、
1回のテストミスで即アウト、というより年間トータルでどうだったかが重要
という仕組みです。
とはいえ、ギリギリのラインにいる精神的なプレッシャーはかなり大きいです。
だからこそ、早めに立て直すことが大事だと思います。
成績がテスト100%評価の科目もあった
当時の物理は、評価がテスト100%。
- 年4回の定期テスト
- 前期中間と期末
- 後期中間と期末
- 各100点満点
- 平均60点以上が合格
つまり、
400点中240点以上が必要
ということです。
1回でも大きく崩れると、一気に苦しくなります。
「60点ならいけそう」と思うかもしれませんが、
実際はかなりシビアです。
なぜ僕は赤点を取ったのか?

サボっていたわけではありません。
むしろ逆。真面目すぎました。
完璧主義が裏目に出た
- 教科書を完璧に理解しようとする
- 証明まで追いかける
- わからないと先に進めない
でも高専のテストは、
限られた時間で、出る問題を確実に取る勝負
です。
「理解を深めること」と「点を取ること」は別でした。
そこを勘違いしていました。
高専特有のテスト文化を知らなかった
高専には独特の文化があります。
- 過去問が重要
- 出題傾向が固定的な先生も多い
- テスト重視の科目が多い
中学生までの感覚で「コツコツやればなんとかなる」と思っていた僕は、完全に出遅れていました。
赤点からどう立て直したか?

勉強時間を増やしたわけではありません。
やり方を変えました。
- 過去問を最優先にする
- 出題傾向を分析する
- 60点を確実に取る戦略に変える
- 早めに質問する
目標を「80点」から「安定して60点以上」に変えました。
すると、成績は安定しました。
ちょっと“ずるい”くらいでちょうどいい
わからない問題があったとき、僕は先生の部屋に行きました。
そして、ついでにこう聞きました。
「おすすめの参考書ってありますか?」
先生もゼロから問題を作るわけではありません。
何かしらの参考書や問題集をベースにしていることが多い。
つまり、問題の“出どころ”を考えることも対策のひとつです。
どうやって問題を作っているのか。
そこを考え始めてから、テストは怖くなくなりました。
結論|高専は甘くない。でも攻略できる

正直に言うと、高専は甘くありません。
テスト一発勝負の科目もある。
進級条件もゆるくはない。
でも。
「高専は留年しやすい」というより、
高専には高専の戦い方がある
という方が正しいと思います。
真面目すぎると、苦しくなる。完璧主義を手放し、効率よく戦う。
それができれば、高専はむしろ面白い環境です。
高専入学が不安な人へ

もし今、「自分はついていけるだろうか」と不安なら、留年の話だけで判断しないでほしい。
進路・就職・向いている人の特徴まで含めて、高専という選択肢を整理した記事はこちらです。

