
「高専を卒業すれば、一生安泰だと思っていました。」
はじめまして、betterkiso.comを運営しているとたんです。
僕は明石高専(都市システム工学科)を卒業し、現在は大手製造業の子会社でごく普通の会社員として働いています。
新卒で入った会社は4ヶ月で辞めました。順調ではありませんでしたが、そこで学んだことが、今の戦略的な働き方につながっています。
25歳で1,980万円のマイホームを購入し、現在住宅ローンを返済中です(完済は60歳予定)。生活の土台は自分で作る必要がありますが、そんな中でも、会社に縛られずに自由に働く方法はあります。
このメディアでは、僕が歩んできた“少し先の道”を、リアルな会社員の立場から共有していきます。
新卒で失敗――4ヶ月で会社を辞めた理由

新卒で入った会社は、思っていたものとは全く違いました。
期待と現実のギャップに悩みながら、わずか4ヶ月で退職することになります。。
家族経営の会社に入った失敗
入社前は転勤なしという話のはずでしたが、実際には遠方への出向がありました。
ノー残業デーは“ノー残業代デー”。
昼休みには社長の子供(中学生)の定期テスト対策までやらされる。
挙句の果てには、社長の土木施工管理技士の実務経験の文章まで考えさせられる日々。
普通の人でも、環境次第で簡単に潰れることがあると実感しました。
朝、駅で動けなくなった経験
ある朝、通勤電車にストレスで乗れず、駅のホームで立ち尽くしたこともあります。
この体験が、「環境の重要性」を痛感するきっかけになりました。
読者の皆さんも、環境選びは戦略の第一歩です。
2社目は偶然の製造業

その後、明石高専の先生経由で、学生時代にインターンしていた会社に入社しました。
第一希望の部門は消滅していましたが、製造業部門に配属され、ここから戦略的なキャリア構築が始まります。
明石高専の先生経由での再就職
インターン経験のある会社への再就職でしたが、希望していた地質調査部門は再編によりなくなっていました。
偶然の再スタートでも、戦略次第でキャリアを活かせることを学びました。
正直さが武器になる。面接で伝えた「早期離職」の真相
面接では、当然ながら「なぜ4ヶ月で辞めたのか」を深く突っ込まれました。
僕は変に取り繕うのをやめ、1社目で起きた事実を正直に話しました。
- 職務内容の乖離: 「設計職」として採用されたが、実態は塗装や発注作業などの「現場事務・軽作業」が主であり、技術者としてのキャリア形成が困難だった事実。
- 労働条件の乖離: 「地元勤務・転勤なし」が条件だったが、入社早々に遠方への転属話が浮上し、当初の契約が前提から崩れてしまった事実。
家族経営の便利屋として扱われ、このままでは技術者として成長できないと危機感を感じたことを正直に伝えました。
「次は、一つの場所で腰を据えて、専門性を磨きたい。」
その正直な言葉と、高専時代のインターンでの評価が結びつき、僕は無事に内定を勝ち取りました。明石高専卒という肩書きと、学校が守ってくれる「コネクション」の強さを、身をもって実感した瞬間でした。
結婚・社宅・住宅購入で考えた自由

入社3年後に結婚し、会社の社宅に住みました。
家賃がかからず経済的にはラッキーでしたが、「このまま会社に生活インフラを預けていいのか」と疑問を持つようになりました。
「住居」を握られることは「人生」を握られること
社宅に住むことで生活コストは抑えられましたが、自由度や心理的ストレスは低い状態でした。
つまり、住む場所を会社に委ねている以上、僕は一生会社に逆らえないということ。
多くの会社員にとって、社宅や家賃補助はありがたい制度です。でも、裏を返せば「会社が認めなければ、今の住まいは明日にもなくなる」ということ。この依存関係がある限り、自分の人生の主導権は自分にはありません。
上司の一言で変わった「自立」への覚悟
その危機感が確信に変わったのは、上司との面談でした。「転勤もないとは言えないからな」という言葉を聞いた時、背筋が凍る思いがしました。
もし今、転勤を命じられたら? せっかく築いた家族との生活も、住み慣れた土地も、会社の一言で全てリセットされてしまう。このまま補助(エサ)に依存し続ければ、自分と家族の人生の手綱を、ずっと会社に握られ続けることになる。
「会社に依存するのをやめ、自分の足で立つための『拠点』を持とう」
そう決意した僕は、入居わずか半年で、社宅を出るための「住宅戦略」を練り始めました。
25歳の決断。震える手で押した「35年ローン」のハンコ
25歳の時、僕は中古物件を1,980万円で購入しました。月のローンは約5万円。完済は60歳の予定です。
契約書にハンコを押すときは、手が震えるほど怖かったのを今でも覚えています。「本当にこのローンを払い続けられるのか?」という不安が、何度も頭をよぎりました。
しかし、月5万円という、固定費でマイホームを購入した後、これまでにない解放感を感じました。
「これで、僕は自分の意思でここに住み続けられる。もう、会社の言いなりにはならない」
この低コストな拠点が、僕の精神的な自律の基盤になりました。
会社は“感情”ではなく“ルール”で動く

会社は感情ではなく、ルールで動きます。
ISO45001や社内規定などを見れば、どの資格が必要で、どの業務が誰の担当かが明確にわかります。ここを理解することが、戦略的に自由を作る第一歩です。
ルールを知ることが戦略の第一歩
まずは会社のルールを把握することが大事です。
規定を読むだけで、「どの資格が必要で」「誰が何をできるか」が整理されます。
会社は感情で動くわけではないので、必要なものを先に押さえておくと、自分のポジションを守りやすくなります。
会社で必要な資格を把握する
僕の会社では、法令上、以下の資格が必須でした。
- エネルギー管理士
- 公害防止管理者(大気4種)
- 危険物取扱者乙4種
まずは会社で求められる資格を把握すること。どんな資格が必要で、誰が持っているかを知ることで、戦略的に行動しやすくなります。
エネルギー管理士への最初のチャレンジ
僕自身、最初はやる気が出ず、国家試験に一度不合格でした。
「めんどくさいな…」と思いながらも、会社から取得を求められる状況に直面。
ここで考え方を変えました。「この資格を活かして、会社で価値あるポジションを取ろう」と戦略的に切り替えたんです。
必須資格を戦略的に取得する
エネルギー管理士は国家資格の合格率は3割ほど。土木出身の僕には尚更難しい。
そこでエネルギー管理研修を受講することにしました。少し交渉して、7万円の費用を会社に出してもらい、動画研修(35時間)+単元テストをクリアしてエネルギー管理士を取得しました。
その後、公害防止管理者(大気4種)も認定講習で取得。危険物取扱者乙4種も保有しているため、会社に必要なポジションを押さえることができました。
この経験から学んだのは、普通の会社員でも、戦略的に資格を取得すれば自分の価値を高められるということです。
先回りして会社を“使う”

会社で自由に働くには、資格取得だけでは足りません。
重要なのは、会社内で自分のポジションを確保しつつ、周りより少し先を行くこと。
業務環境やツールを先回りして整備することで、ストレスを減らしながら、必要とされる存在になることができます。
業務の先回りをする
会社のルールを読むだけでなく、上司のスケジュールや会議タイトルを確認し、「今週何が起こるか」を予測して準備しておくことが戦略です。
オンライン・対面の会議の資料や機材トラブルの対策も、事前に整えておくと、同僚や上司から頼られる存在になります。
努力ゼロ感で何でもできる感じを演出するのですが、需要を先読みして動いているだけ。
これが僕の会社内での戦略的ポジション取りです。
あいつに任せておけば何とかなる。そう思われることが大切です。
僕が目指すのは脱サラではなく自由に働くこと
普通の会社員でも、戦略を持てば自由に働くことは可能です。
僕の戦略の軸は、「会社に縛られず、でも会社員という安定を活かす」こと。要するに、脱サラする必要はなく、普通の会社員でも自由度を最大化できます。
ここで大事なのは、資格や先回りだけではなく、会社内で自分のポジションを確保しておくこと。必要とされる人材になって初めて、フレックスやテレワークをフル活用しても問題なく動ける環境が整います。
ポジション取りと先回りの具体策
- 上司のスケジュールや会議タイトルから「今週何が起こるか」を予測
- 資料作成や機材トラブルの対策を事前に整備
- 必須資格(エネルギー管理士・公害防止管理者・危険物取扱者乙4)を戦略的に取得
こうした準備で、努力ゼロ感でも「頼れる人」としてのポジションを確保できます。
先回りして動くことで、余計なストレスを回避しつつ、会社内で価値ある存在になれるんです。
ポジションを確保すれば自由に働いても文句を言われない
僕の会社は製造部門以外はフレックス・テレワークが可能です。僕もフル活用していて、時間と場所に縛られない働き方を実現しています。
それも、僕が戦略的に資格を取り、今週何が起こるかを予想しているから。
予測しておけば準備ができるし、急な予定が入っても慌てることはありません。
会社が嫌だから逃げるのではなく、制度を上手く使って自由度を確保するのがポイントです。
生活の土台を作る(住宅・資金管理・心理的自由)
自由は仕事だけでは成り立ちません。僕の場合、25歳でマイホームを購入し、月5万円程度の住宅ローンを返済中です。
生活の土台を自分で作ることで、会社の都合に縛られずに心理的自由を確保できます。この組み合わせが、僕の「戦略的自由」の本質です。
このメディアで伝えたいこと

普通の会社員でも、戦略次第で自由を設計できることを伝えたい。
このメディアでは、僕が歩んできた“少し先の道”を、再現可能な形で具体的に共有していきます。資格取得やポジション取り、生活の土台づくりまで、戦略的自由を作る方法をまとめています。
僕の経験を「再現性のある知識」として届けたい
このブログ『betterkiso.com』は、僕が泥臭く経験してきた失敗と成功の記録です。
自由に働きたいなら、まずやるべきことはひとつ。会社の中で、自分のポジションをどう取るかを考えることです。
僕の場合は、エネルギー管理士や公害防止管理者を取ることが、そのポジション取りでした。でも、読者のみなさんが同じ資格を取る必要はありません。
大事なのはそこじゃない。
本質は、
- 会社のルールを知ること
- どの資格や役割が「必須」なのかを理解すること
- 上司や幹部の予定を見て、「これから何が起こるのか」を予測すること
- そして、起こる前に準備しておくこと
これです。
ルールを知り、先回りして、準備する
会社は感情ではなく、構造で動いています。
だからこそ、ルールを読み、動きを観察し、少しだけ先回りする。
すると不思議なことに、
「なんでそこまで分かるの?」
「助かったよ」
と言われるポジションに自然と立てる。
努力している感じは出ません。でも、実際はちゃんと考えて動いている。
この“静かな戦略”こそが、会社員のまま自由度を上げる一番現実的な方法だと、僕は思っています。
あなたへのメッセージ ― 少し先を歩くだけでいい
ここまで読んでくれたあなたは、もう気づいていると思います。
自由は、いきなり手に入るものじゃない。でも、少し先を読むだけで、確実に近づけるものだということに。
特別な才能はいりません。
脱サラする勇気もいりません。
大きなリスクも必要ありません。
必要なのは、
- 会社のルールを知ること
- これから何が起こるかを想像すること
- そして、誰よりも少しだけ早く準備すること
たったこれだけです。
僕も最初から戦略的だったわけじゃありません。新卒で失敗し、やる気も出ず、資格も落ちました。それでも、「どうすれば有利な場所に立てるか?」を考え続けただけです。
その積み重ねが、
フレックスを気兼ねなく使える立場をつくり、
テレワークでも信頼を失わない状態をつくり、
会社に縛られない“心理的自由”をつくりました。
このメディアでは、僕が試行錯誤してきた“少し先の戦略”を、具体的に共有していきます。
あなたも、ほんの少しだけ先を歩いてみませんか?
大きく変わらなくていい。一歩だけでいい。
その一歩が、数年後の自由度を大きく変えます。
次に読むならここから
ここまで読んでくれたあなたは、もう十分「少し先を歩く視点」を持っています。あとは、具体的な一歩を踏み出すだけ。
まずは、僕が実際にどうやって動いたかは、この記事で具体的に書いています。
戦略的自由を実践するロードマップ
僕がゼロからマイホームを手に入れ、大手グループで安定を掴むまでに辿ったプロセスを、4ステップで整理しています。
- 【現状把握】 自分の市場価値と高専卒の強みを再認識する
- 【環境改善】 転職・再就職で「戦えるフィールド」へ移動する
- 【武器の取得】 資格(エネ管・公害防止等)をハックして盾を作る
- 【自由の獲得】 組織の中で「代わりの効かない存在」になり、生活を守る
「何から始めればいいか分からない」という方は、Step1から順番にどうぞ。

