【学歴・学科・実務経験・年数】土木施工管理技士の受験資格をまるっと解説します

【学歴・学科・実務経験・年数】土木施工管理技士の受験資格をまるっと解説します

2023年7月27日

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この記事では、土木施工管理技士の受験資格について、解説します。

一般的に知られているのは、『学歴+実務経験』ですよね。

この記事では、以下のことを中心に解説します。

  • 『いつから』数えていいのか?
  • 『何年』必要なのか?
  • 『どんな経験』が認められるのか?

土木施工管理技士の受験資格でわかりにくい上記の3つを中心に見ていきましょう。

また、受験資格の誤解でいわゆる『不正受験』してしまわないように参考にしていただけると幸いです。

土木施工管理技士の受験資格

【学歴・学科・実務経験・年数】土木施工管理技士の受験資格をまるっと解説します

土木施工管理技士の受験資格でよく出てくる用語については以下の記事で解説しています。

合わせてみるとより、わかりやすいと思います。

2級土木施工管理技士の場合

2級土木施工管理技士は『1次試験+2次試験』で構成されています。

1次試験

1次試験の受験資格は、『試験年度の末尾における年齢が17歳以上』です。

つまり、学歴に関係なく中卒でも受験可能です。

2次試験

2次試験の受験資格は最終学歴と卒業学科によって異なります。

学歴指定学科指定学科以外
大卒1年以上1年6ヶ月以上
短大・高専卒2年以上3年以上
高卒等3年以上4年6ヶ月以上
その他8年以上

注意点としては、卒業後の年数ではなく、実際に工事に携わった期間です。

例えば、以下の場合を考えると

  • 2022年3月に卒業して4月入社
  • 2022年8月から12月(4ヶ月)まで道路工事に携わる
  • 2023年2月から4月(2ヶ月)まで舗装工事に携わる

この場合は、4ヶ月+2ヶ月で6ヶ月の実務経験となります。

実際に工事に携わった期間を積み上げて書いていきましょう。

1級土木施工管理技士の場合

1級土木施工管理技士の場合も『1次試験+2次試験』で構成されています。

1次試験

  1. 1年以上の指導監督的実務経験がある+学歴別の実務経験
  2. 高等学校卒・中等教育卒・専修学校の専門課程卒(5年以上の実務経験のあと、専任の監理技術者の指導を2年以上受けた)
  3. 専任の主任技術者の実務経験が1年以上ある
  4. 2級合格者

いきなり1級も可能です

  1. ~ 3. の要件さえ満たしていれば、1級土木施工管理技士の1次試験までは受験可能です。

(しかし、こちらの要件を満たす前に、2級を受験して合格を目指す方がラクな気がします・・・。)

ここで、『指導的実務経験』『専任の主任技術者の実務経験』『専任の監理技術者の指導を2年以上受けた』については以下の記事で解説していますので、興味のある方は参考にしてください。

2次試験

2次試験の受験資格は2パターンあります。

  • 1級土木施工管理技士の第1次検定合格者のうち、以下の表に当てはまる実務経験を持つ人
  • 技術士を持ってる人

2級合格した人

受験資格 学歴 実務経験
指定学科 指定学科以外
合格後3年以上 合格後1年以上の指導監督的実務経験+専任の監理技術者による指導を2年以上(つまり3年以上)
合格後5年以上 5年以上
合格後5年未満の人 高卒・中卒・専修の専門課程卒 卒業後9年以上 卒業後10年6ヶ月以上
その他 14年以上 

2級合格した人のうち専任の主任技術者として1年以上の経験がある人

受験資格学歴実務経験
指定学科指定学科以外
合格後3年以上1年以上の専任の主任技術者を含む3年以上の実務経験
合格後3年未満短大・高専・専門学校『専門士』卒業卒業後7年以上
高校・中卒・専修学校の専門課程卒業卒業後7年以上卒業後8年6ヶ月以上
その他12年以上

これらのどのパターンに当てはまるのかを自分の工事経験を基に当てはめてみましょう。

まとめ

【学歴・学科・実務経験・年数】土木施工管理技士の受験資格をまるっと解説します

土木施工管理技士の受験資格について解説しました。

難しく思う受験資格も以下のことさえ確認しておけばOKです。

  • 最終学歴と学科
  • 実務経験の年数の数え方

受験資格がある人もない人も、受験を考えているなら早いうちから受験対策をしておきましょう。

試験対策の期間が長ければ長いほど、合格に向けてたくさん準備をすることができるからです。

詳しい対策の方法は以下の記事で解説しています。

また、不正受験しないように気をつけるべきことは以下の記事で解説していますので、ぜひ参考にしてください。