この記事では、土木施工管理技士の合格率から、以下の3ポイントをお伝えします。
例年、土木施工管理技士の合格率は1級も2級も1次試験で約50%。
一方で2次試験では約30%と難易度は高めです。
試験対策をする際にも『ヤマをはって勉強』は通用しないことがわかると思います。
今回は1級と2級の土木施工管理技士の合格率と難易度を見ていき、どうやって試験対策を進めていけばいいのかを解説します。
目次
土木施工管理技士の合格率から分かること
土木施工管理技士の難易度が『高いのか?低いのか?』を判断するために合格率を見ていきましょう。
土木施工管理技士の合格率の推移
1級土木施工管理技士と2級土木施工管理技士の合格率の推移を解説します。
グラフを見て分かる通り、合格率は過去5年間で同じくらいで推移しています。
(1次試験を緑、2次試験を青で書いています。)
2級土木施工管理技士の合格率の推移
1級土木施工管理技士の合格率の推移
土木施工管理技士の合格率から分かること
1級土木施工管理技士も2級土木施工管理技士も以下の通りとわかります。
2次試験の合格率が低くなっていることがわかります。
土木施工管理技士の2次試験で合格率が低くなる理由
『2次試験で合格率が低くなる=難易度が高くなる』と考えられる理由は以下の3点です。
実務経験の作文がある
『実際に経験した工事について、施工上の課題や品質管理・安全管理などについて文章を書いて答える』問題があります。
2次試験では、これを書いていないと無条件で不合格になります。
恐らく、これがきちんと書けていないとそれ以降の問題の採点はしてもらえないと考えられます。
2次試験の配点が不明
2次試験の配点は公表されていません。特に、実務経験の作文についてはどういった配点で、どうすれば○をもらえるのかは採点側しかわかりません。
一方で、合格基準は6割以上と公表されています。
総合的に考えると『実務経験の作文がきっちり書けた上で、ほかの問題が6割以上』が合格ラインではないでしょうか?
記述式の解答
なんとか実務経験の作文が書き終えても、以降の問題は『・・・の防止対策は何か?』などの記述式で解答します。
自分の中で答えがわかっていても、採点者に伝わる解答をかけないと○がもらえないでしょう。
土木施工管理技士の合格率から考える最適な試験対策方法
ここまでで、土木施工管理技士の合格率と難易度について見てきました。
特に2次試験は合格率は3割程度です。
2次試験の経験記述の対策が重要であることがわかります。
具体的な試験対策方法を解説します。
試験内容
試験対策をするためには、どのような問題がどれくらい出題されるのかを知る必要があります。
詳しくは以下の記事で解説しているので、参考にしてください。
勉強方法
勉強方法としては、以下の3つがあります。
正直、2級土木施工管理技士の1次試験だけだったら、独学でもいけると思います。
(参考書や過去問を買って、何周も解けばOKです。)
一方で、2次試験も受験するとなれば通信教育を利用することをおすすめします。
実務経験の記述を突破するためには、プロの添削を受けることが1番安心です。
また、1次試験から2次試験まで受験しようとすると約1年くらいの準備が必要です。
わからない問題や、試験前の不安などを気軽に相談できる相手がいないと勉強を続けることは難しいと思います。
独学だと参考書や過去問を買うだけで安く済むかもしれません。
しかし、通信教育を利用すれば、考え抜かれた参考書やテキスト、疑問も答えてくれる講師などたくさんのメリットがたくさんあるので、ぜひ検討してください。
実務経験記述だけ代行する
それでも、通信教育は高いし不安だなぁと思われる方は『経験記述だけ』利用する方法もあります。
これだと、費用を抑えながら、堅実に合格を目指すことができます。
詳しくは以下の記事で解説しています。
まとめ
土木施工管理技士の難易度と合格率から最適な試験対策方法について解説しました。
土木施工管理技士の難関は2次試験であることがお分かりいただけたと思います。
また、土木施工管理技士で最適な試験対策方法は通信教育を利用することだと解説しました。
通信教育を利用するメリットは以下の記事で解説しています。ぜひ、参考にしてください。