【合格への近道】2級土木施工管理技士 1次試験の完全ガイド

【合格への近道】2級土木施工管理技士 1次試験の完全ガイド

2024年1月17日

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2級土木施工管理技士の1次試験について解説します。

この記事では、試験の概要から受験資格、そして合格に向けた勉強方法まで徹底的に解説します。

自信をもって試験に臨むために、この記事からしっかりとした情報を手に入れましょう。

2級土木施工管理技士の1次試験に関する重要なポイントがここに詰まっています。

準備を始める前にこのガイドを読んで合格への一歩を踏み出しましょう。

2級土木施工管理技士の1次試験:試験概要

2級土木施工管理技士の1次試験にチャレンジする前に、『1次試験』について知っておきましょう。

なぜなら、正しい知識がないと正しい準備ができないからです。

ここでは、【試験日程→受験資格→試験の詳細→試験対策の方法】の順番で解説します。

では、2級土木施工管理技士の1次試験について詳しくみていきましょう。

【2024】2級土木施工管理技士の試験日程

2024年の試験に関する日程の一覧です。(引用元:国土交通省

種類申し込み期間試験日合格発表
前期2024年3月6日〜2024年3月21日2024年6月2日2024年7月2日
後期2024年7月3日〜2024年7月17日2024年10月27日2024年12月4日
2024年 2級土木施工管理技士の試験日程
前期
  • 申し込み期間:2024年3月6日〜2024年3月21日
  • 試験日:2024年6月2日
  • 合格発表:2024年7月2日
後期
  • 申し込み期間:2024年7月3日〜2024年7月17日
  • 試験日:2024年10月27日
  • 合格発表:2024年12月4日

2級土木施工管理技士の1次試験は前期と後期の2回あります。

2級土木施工管理技士の申し込み方法

申し込み方法を解説します。

パターンとしては、①『1次試験のみ受験する』②『1次試験も2次試験も受験する』があります。

ですが、ほとんど一緒です。

受験申し込みの手順

  • 必要な書類を集める
  • 申し込み用紙(600円)を購入する
  • 申し込み用紙に必要事項を記載する
  • 受験料を支払い、申し込み用紙を提出する
  • 受験票が届く
  • 受験する

必要書類とは

2級土木施工管理技士の受験に必要な書類をまとめました。

  • 住民票(コピー不可)
  • 証明写真(パスポート用のサイズ)
  • 振替払込受付証明書(ATM振込の場合はご利用明細票のコピー)

詳しくは、以下の全国建設研修センターのホームページから確認できます。

一般財団法人 全国建設研修センター(JCTC)は、国づくり・まちづくり並びにこれに携わる人材の育成に全力で取り組んでいます。
www.jctc.jp

2級土木施工管理技士の1次試験:受験資格

2級土木施工管理技士の1次試験:受験資格

2級土木施工管理技士の1次試験の受験資格は『受験年度の年齢が17歳以上であること』だけです。

中卒でも高卒でも1次試験は受験ができます

2級土木施工管理技士の1次試験は学歴に関係なく、17歳以上であれば受験が可能です。

1次試験だけを受験するメリットは?

1次試験だけを受験するメリットは『2級土木施工管理技士補』の資格がもらえることです。
(実務上で有利になる項目はありません。)

しかし、人手不足で悩む建設業界にとって、施工管理や土木に関する基礎知識を習得している点で2級土木施工管理技士補でも貴重な人材です。

ですので、1次試験だけを受験するメリットは大いにあります。

2次試験には実務経験が必要です

一方で2次試験には学歴と卒業学科に応じた実務経験が必要です。

ざっくりと以下の年数です。

学歴指定学科指定学科以外
大学卒業者
専門学校卒業者(「高度専門士」に限る)
卒業後1年以上卒業後1年6月以上
短期大学卒業者
高等専門学校卒業者
専門学校卒業者(「専門士」に限る)
卒業後2年以上卒業後3年以上
高等学校卒業者
中等教育学校卒業者
専修学校の専門課程卒業者
卒業後3年以上卒業後4年6月以上
2級土木施工管理技士 2次試験の受験に必要な実務経験の年数

2級土木施工管理技士 1次試験の内容

2級土木施工管理技士 1次試験の内容

2級土木施工管理技士の1次試験の内容を詳しく見ていきましょう。

1次試験の概要
  • 試験内容:61問(必須問題19問)のうち40問の解答する
  • 制限時間:130分
  • 合格基準:40問の6割(24問以上正解すること)
  • 解答方法:四肢択一のマークシート方式

出題範囲

出題内容は以下の通りです。

項目出題数必要解答数選択/必須
土木一般11問9問選択
専門土木20問6問選択
法規11問6問選択
共通工学4問4問必須
施工管理法7問7問必須
施工管理法(能力問題)8問8問必須
合計61問40問

合格基準

合格基準は40問の60%以上

ですので、24問正解すれば合格です。

選択問題がある=難しい分野は捨ててもいい

2級土木施工管理技士の1次試験は61問から40問を選んで答えます。

そして、24問以上正解すれば合格できます。

つまり、61問のうち(必須問題19問を選んだ上で)24問正解すればOK

ですので、テスト当日は自分が苦手な分野を飛ばしても大丈夫です。

解答はマークシート式

また、2級土木施工管理技士の1次試験はマークシート式です。

どうしてもわからない場合でも、とりあえず塗りつぶしておけば25%の確率で正解できます。

ちなみに合格率は50%と高い

2級土木施工管理技士の1次試験の合格率は50%以上ある年度もあります。

比較的、難易度が低い試験であると言えます。

2級土木施工管理技士の1次試験に合格するには?

2級土木施工管理技士の1次試験に合格するには?

ここまでで、2級土木施工管理技士の【試験日程→受験資格→試験の詳細】まで確認しました。

では、どうすれば1次試験に合格できるのか?

対策方法を解説します。

過去問を使う

基本的に過去問を解いていきましょう。

なぜなら、過去問を解くことが『最短かつ高効率』だからです。

先ほども確認した通り2級土木施工管理技士の1次試験では、出題範囲が決まっています。

ですので、必然的に問題は似てきます。

例えば、令和5年度のNo.6と平成30年度のNo.5の問題は以下の通りです。

コンクリートで使用される骨材の性質に関する次の記 述のうち,適当でないものはど れか。
(1) すりへり減 量が大きい骨材を用いると,コンクリートのすりへり抵抗性が低下する。
(2) 骨材の粗粒率が大きいほど,粒度が細かい。
(3) 骨材の粒形は,扁平や細長よりも球形がよい。
(4) 骨材に有機不純 物が多く混入していると,コンクリートの凝結や強度等に悪影響を及ぼす。

令和5年度 2級土木施工管理技士 1次試験

コンクリートで使用される骨材の性質に関する次の記述のうち,適当なものはどれか。
(1) すりへり減量が大きい骨材を用いたコンクリートは,コンクリートのすりへり抵抗性が低下する。
(2) 吸水率が大きい骨材を用いたコンクリートは,耐凍害性が向上する。
(3) 骨材の粒形は,球形よりも偏平や細長がよい。
(4) 骨材の粗粒率が大きいと,粒度が細かい。

平成30年度 2級土木施工管理技士 1次試験

この通り、2級土木施工管理技士の1次試験では、過去に出題された問題が『語尾や選択肢のアレンジ』して出題されるケースが多いです。

ですので、10年分の過去問を解くことが『最短かつ高効率』です。

参考書は不要です

勉強する際に、検討されるのが参考書。

ですが、1次試験の参考書は不要です。

なぜなら、大体のことはGoogle検索でわかるからです。

『過去問の解説を見てもわからない』『検索してもいい記事が出てこない」という状況になってから購入を考えましょう。

過去問を使った1次試験対策の方法

では、具体的に過去問を使った1次試験の対策方法を確認しましょう。

2級土木施工管理技士の1次試験が11年分収録された過去問がありますのでそちらを使いましょう。

過去問は単元ごとに解いていく

過去問は年度ごとではなく、単元ごと(項目ごと)に解いていきましょう。

年度ごとに解いていくと、複数の単元を同時に学習することになるので、混乱する可能性があります。

オススメの順番は【必須問題⇨選択問題】の順です。

ですので、【共通工学→施工管理法→土木一般→専門土木→法規】の順番です。

過去問は年度ごとではなく、単元ごとに解いていきましょう。

過去問を解くときのコツ

実際の問題でも確認しましたが、過去問を解くときは、『選択肢すべてに理由を書く』ことを意識しましょう。

そうすると過去問1問あたり4回分の学習ができます。

例えば、先ほどの問題。

コンクリートで使用される骨材の性質に関する次の記述のうち,適当なものはどれか。
(1) すりへり減量が大きい骨材を用いたコンクリートは,コンクリートのすりへり抵抗性が低下する。
(2) 吸水率が大きい骨材を用いたコンクリートは,耐凍害性が向上する。
(3) 骨材の粒形は,球形よりも偏平や細長がよい。
(4) 骨材の粗粒率が大きいと,粒度が細かい。

平成30年度 2級土木施工管理技士 1次試験

それぞれに適当でない理由を書きましょう。

  • (1):これが正解
  • (2):骨材の吸水率が大きくなると骨材の空隙が多くなるので、凍結したときに骨材がポップアウトするから凍害体制は向上しない
  • (3):球形に近い方がいい
  • (4):粗粒率は骨材の粒の大きさを示す値。大きいと粒度は大きく(粗く)なる

このように選択肢1つ1つに理由を考えることで1問あたりの学習量を増やすことができます。

1問あたりの時間はかかりますが、4問分学習できると考えればこちらの方が効率がいいはずです。

ですので。『選択肢すべてに理由を書く』ことを意識しましょう。

間違えた問題、勘で当たった問題に印をつける

間違えた問題と勘で当てた問題には印をつけておきましょう。

『自分の知識や実力で当てた問題』以外は正解するまで何回でもやりましょう。

繰り返すことで自分の実力になるからです。

ですので、『わからない・間違えた・たまたま』の問題には印をつけていきましょう。

勉強計画を立てる

過去問の解き方と同じくらい大事なのが『勉強計画を立てる』ことです。

過去問を10年分をやる前提だと、6ヶ月くらいあれば余裕を持って勉強ができると思います。

勉強計画はこれくらいのスケジュール感で持っておくと余裕があると思います。

  • 必須問題(共通工学と施工管理):2ヶ月
  • 土木一般:1ヶ月
  • 専門土木:1ヶ月
  • 法規:1ヶ月
  • 最後の1ヶ月で模擬試験を数回

基本的に1ヶ月で1項目です。

『多いな。』と思うかもしれませんが、3日で1年分(1回といて、間違いを直して)だと考えるとそうでもないはずです。

  • 1日目:とりあえず解く、間違えた問題に印をつける
  • 2日目:間違えた問題だけ解く、
  • 3日目:もう1周する

くらいの感じでも大丈夫だと思います。

解けば解くほどスピードが上がるはず

先ほども書いた通り、2級土木施工管理技士の試験は過去問をアレンジ(新たな選択肢を足したり、語尾を変えたり)しつつ出題されています。

ですので、『数年分やれば似たような問題が多数』という状況になると思います。

ですので、最初の3年分くらいはしんどいと思いますが、それ以降は『どこかで見たことあるな』となって正答率も上がり、短時間で1年分を終わらせることができるはずです。

計画は立てた後が大切

計画は立てた後が大切です。

先に携帯のメモや手帳に『令和3年の施工管理』などやることを先に入力しておきましょう。

無理な計画を立てているなら修正することもOKです。

計画通りかどうか確認しつつ、『怠けているな』と感じれば追いつくようにしていきましょう。

まとめ:2級土木施工管理技士の1次試験に合格するには

まとめ:2級土木施工管理技士の1次試験

2級土木施工管理技士の1次試験について解説しました。

2級土木施工管理技士の1次試験は17歳以上であれば誰でも受験できる国家資格です。

そして、合格率も50%以上ある年度がある難易度の低い試験です。

しっかりと対策すれば合格できると言えるでしょう。

1次試験に合格するには過去問がおすすめ

土木施工管理技士の試験では、過去問がアレンジされて出題されていると解説しました。

なので、2級土木施工管理技士の試験対策には過去問を周回することがオススメです。

過去問は毎年、新しい年度に対応したものが出版されるので最新版を買いましょう。

この、『過去問コンプリートシリーズ』は解説もわかりやすく評価も高い一冊です。

過去問は毎日少しずつでもやる

合格率が50%以上あるとは言っても一夜漬けで合格できるほど甘くありません。

短期で勝負するのではなく、長期で少しずつ勉強をしていきましょう。

あなたが合格できるように応援しています!