『1級って2級の時とおんなじ勉強方法でいいの?』
『というか、どうやって勉強したらいいか忘れた。』
1級土木施工管理技士の勉強方法は過去問を周回するだけです。
シンプルですが、これがベスト。ですが、どのように周回するかが合格と不合格を分けるポイントです。
今回は、1級土木施工管理技士に合格するための勉強方法を解説します。
目次
1級土木施工管理技士の勉強方法を解説
1級土木施工管理技士の勉強方法は、以下の3つがあります。
ですが、どれでもやることは同じで過去問を周回することになります。
【本質】1級土木施工管理技士の勉強方法=過去問を周回すること
1級土木施工管理技士の勉強とは、過去問を周回することです。
なぜなら、土木施工管理技士の試験は過去問がアレンジされて出題されるからです。
過去問がアレンジされた例(土質試験結果の活用に関する問題)
令和5年度の問題と令和3年度の問題を比較します。
土質試験結果の活用に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか?
令和5年度 1級土木施工管理技士 1次試験
- 土の含水比試験結果は、土粒子の質量に対する間隙に含まれる水の質量の割合を表したもので、土の乾燥密度との関係から締固め曲線を描くのに用いられる。
- (以降、中略)
土質試験結果の活用に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか?
令和3年度 1級土木施工管理技士 1次試験
- (中略)
- (中略)
- 土の含水比試験結果は、土の間隙中に含まれる水の質量と土粒子の質量の比で示され、乾燥密度と含水比の関係から透水係数の算定に用いられる。
- (中略)
このように、選択肢の最後だけが違うなど、土木施工管理技士の試験は過去問をアレンジして出題されています。
1級土木施工管理技士の勉強方法:過去問の正しい解き方
過去問の解き方の基本は次の3つ。
過去問は毎日、少しでもやる
1級土木施工管理技士の勉強で大切なことは『毎日やること』です。
根性論かよ。
いえいえ、ちゃんとした理由があります。
毎日、やることのメリット
人間っていうのは、毎日やることで、記憶が定着します。一般的に有名なエンビングハウスの忘却曲線ですね。
こんな時でも、1問だけでもやりましょう。
1級土木施工管理技士の合格への近道は『毎日、少しでも、続ける』ことです。
全ての解答に『理由』を考える
全てに『なぜ、間違って(合って)いるのか?』を考えましょう。4択問題なら選択肢全てに答えることで『4問分』の勉強ができるからですね。
こうすると、過去問の周回スピードは落ちますが、勉強効率はアップします。
ですので、過去問は全ての解答に『理由』を書きましょう。
『間違えた』と『まぐれで当たった』問題には『印』をつけておく
間違えた問題とまぐれで当たった問題には『印』をつけましょう。
自分の実力で正解できなかった問題をやり直すためです。
『過去問を解く→間違えた問題を直す→間違えた問題だけ解き直す』
この順序で進んでいけば効率よく勉強をすることができます。
1級土木施工管理技士の勉強におすすめの過去問3選
1級土木施工管理技士の勉強にオススメの過去問、参考書を紹介します。
1級土木施工管理技士 過去問コンプリート 2024年版: 最新過去問8年分を完全収録
選択肢ごとに丁寧な解説がついているので、この記事で紹介した通りの勉強方法を実践することができます。また、経験記述の解答テクニックも紹介されているので、これ1冊で勉強を進めることができます。
プロが教える 1級土木施工管理 第一次検定 第二次検定
1次試験と2次試験に分けて出版されているプロが教えるシリーズです。
YouTubeの再生回数200万回以上の大人気の現役講師が、過去10年以上の出題傾向を徹底分析しています。
1級土木施工管理技士の勉強方法:1次試験の場合
1次試験は以下の順番で勉強するのがオススメです。
- 共通工学・施工管理方(応用能力):必須問題で難易度が高い
- 土木一般:点数がとりやすい
- 法規:難しいけど毎年、同じような問題が繰り返されている
- 専門土木:自分の経験のある分野だけ勉強する
この順番で対策を進めるのが効率がいいです。
1次試験は施工管理・応用能力問題から対策を始める
応用能力問題の合格基準は15問中9問以上(=6割以上)の正答です。
全体で6割以上じゃないの?
全体でも6割以上必要ですが、応用能力問題だけでも6割以上必要です。
応用能力問題は、過去に実地試験と言われていた範囲から出題されています。ですので、施工管理・応用能力から優先的に対策を始めていきましょう。
1次試験の問題数と合格基準
1次試験は96問のうち、65問を解答します。そのうち、合格基準は60%(39点)以上です。
1級土木施工管理技士の勉強方法:2次試験の場合
2次試験は経験記述から始めましょう。2次試験の配点は公開されていませんが、この経験記述ができていないと絶対に合格はできません。
2次試験は経験記述から対策を始める
経験記述は以下の通りに対策するのが王道です。
自分の工事経験を整理する
自分の携わった工事経験を整理しましょう。
簡単でいいので、書き出してみましょう。
例文を見ながら経験記述を書いてみる
例文を見ながらでいいので、経験記述を書いてみましょう。
パクリはダメですが、こういうふうに書けばいいのかっていうのを参考にとりあえず書いてみましょう。
経験記述の書き方は、『土木施工管理技士の経験記述の書き方【書いた後にやるべきことたった1つのこと】』で解説していますので、ぜひ参考にしてください。
書いた経験記述をチェックしてもらう
書いた経験記述は必ずチェックしてもらいましょう。『自分の文章を他人が理解できるのか?』これが大切だからです。
会社の先輩や上司などに見てもらってもOKですが、みてもらう人がいないなら、ココナラというサイトで添削してもらうことができます。
経験記述には『作文代行サービス』があります
ここまで、経験記述の書き方について解説しましたが、経験記述を自分で書かない方法もあります。
そんなの、いいの?
自分の工事経験を誰かに書いてもらうのは問題ありません。
嘘やごまかしはダメ。でも、書いてもらうのはOK
経験記述は自身の工事経験について問われる問題です。嘘やごまかしはダメですが、自身の工事経験を誰かに書いてもらうのはOKです。
最難関の経験記述を外注すれば、試験対策もラクになりますね。
詳しくは、『【ココナラ・独学サポート事務局】土木施工管理技士の作文代行サービスを徹底比較』で解説しています。
2次試験の過去問の解き方
2次試験はほとんどを記述式で解答します。
過去問を解くときは、『言葉』を暗記するのではなく、『重要なポイントが何か?』を考えながら解きましょう。
記述で答える問題は『言葉の暗記』では対応できない
なぜなら、わかりやすく文章にすることが必要だからです。
基礎知識だけ持っていても、採点者にわかるように伝えなければなりません。
過去問を解くときは、どういう解答をすればいいのか?どのような考え方をするのかを意識しましょう。
ですので、2次試験では言葉の暗記だけでは対応できません。
まとめ:1級土木施工管理技士の勉強方法
1級土木施工管理技士の勉強方法について解説してきました。大切なことは以下の2つ
『合格するためには自分が勉強する』以外に方法はない。これだけは事実。
とにかく、過去問を周回しましょう。
確実に合格したいなら経験記述は作文代行
確実に合格したいなら、作文作成代行サービスがおすすめ。
確実に合格できる経験記述を作ってくれるので、2次試験の試験対策は過去問に集中できます。詳しくは、『【ココナラ・独学サポート事務局】土木施工管理技士の作文代行サービスを徹底比較』で解説しています。